論理的で深みのあるプラン
マーケティング・コミュニケション(広告コミュニケション)の落とし穴は「誰にでも、簡単にできる」ような雰囲気があることだ。
難しい数式を使うわけではないので、誰にでもできるような気する。理論など知らなくても、センスさえ良ければ簡単にできるような気がする。
しかし、実際にはそんなことはない。広告コミュニケションのプランニングには、論理だった思考が不可欠だ。
マーケティング・コミュニケーションに取り組む人のために、ワークシートを作ってみた。フリーハンドで考えるよりも、論理的で深みのあるプランを生み出せるはずだ。
このシートの特徴
このシートには2つ特徴がある
1つは「マーケティング環境」と「コミュニケション・プラン」が明確に分かれていることである。こうすることで、いきなり「コミュニケション・プラン」を考えず、まずその前提となる「マーケティング環境」をしっかり整理することができる。
もう1つは「STP」を自然と整理できることである。「マーケティング環境」のパートにとりくめば、誰をターゲットにして、どのように差別化をするかが見えてくる。
ビジネ・スパーソンのみなさんも、学生の皆さんも、ぜひこのシートの手順に沿って、できるだけ丁寧に(そして粘り強く)考えてみてほしい。

copyright
このシートの著作権は久保田進彦に帰属する。
非営利の学校教育や、自社ブランドのコミュニケーション・プランニングのためであれば、自由に使用していただいてかまわない。商用目的で利用したり、セミナーなどで使用する場合は必ず事前に連絡をいただきたい。